Mark Micro Tournament 9Holes Championship

MMT9 #6 メディア枠参加者のレポート #2

<大隈里砂(リサオ、♀)さん>

「競技に出たらきっと変わるよ」と先人は云う。

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スタートホールのティーショット。トレードマークの半袖でナイスショット!

スコア度外視のギャンブラー▶
ゴルフを始めて11年。遅咲きだから、いつまで身体が動くかわからないから、できるうちにやらなきゃと、取り憑かれたようにゴルフをしてきた。スイング改造が趣味なの?」と笑われながらも改造し続けて、何回も振り出しに戻ったけど、やっと方向性が定まってきた。たまにハーフ30台が出て、威張ってると50台も出る。そんな感じで本人としてはじんわり成長を感じていたものの、あまりにテキトーなプレースタイルのせいか、ある人に「スコアどうでもいいんでしょ」と言われて、はたと気づいた。ほんとだ、どうでもいいかも。かといって、いわゆる「今日イチのショット」が出れば満足ってわけでもない。思った通りに球を曲げたり、ヘンなライからグリーンに乗っけたり、すごい長いパットを決めたり、どうやらそういう曲芸が好きみたいだ。でも、裏を返せばそういう曲芸じゃないと燃えないってこと。好スコアはたまたま噛み合った結果ってだけ。それはゴルフか否か。

競技に向いてなくね?
そんなことを考え始めたらなんだか急に損をしてる気分になった。初心者の頃、自分のことを上級者だと思ってる人に「スコア出すためにはさー、つまんないゴルフをしなきゃいけないんだよね」ってしたり顔で言われたのがトラウマになってたけど、「スコアを出そうと思って出す」のもきっとゴルフの面白さに違いない。楽しみながらだって出せるに違いない。おーし、やったろうやないか。そんなふうにメラメラしてたら舞い込んだ『MMT9』のお誘い。「競技」は本当に本気の人が参加するもので自分とは無縁と思ってたけど、9ホールだし、大好きな赤羽だし、クラブ本数制限7本(プロは4本!)って曲芸っぽいし、なによりゴルフが好きで好きでしょうがない人たちが手弁当で運営しているトーナメントの仲間に入れてほしいなと思って勇気を出した。

7本のお供達(お友達)
本数制限があるってことはつまり、抑えたショットや、刻むショットが必要になる。クラブ選びがカギだ。なので本番2日前、7本の相棒を決めるために練習ラウンドをした。グリーンまわりが超絶ややこしいからアプローチは全部PWで転がそうとか、もし風が強かったらあえてオーバースペックのクラブを入れて強制的に低い球を打つのもアリかなとか、あれこれ考えるのは楽しかった。けど、ティーショット当たったら残り何ヤードだから何番で、みたいな計算は成立しない。だってショットの精度、悪いんだから。毎回どんなショットが飛び出すかわかんないんだから。悩んだ結果、使用頻度でドライバーが落選、あとはただもう好きな子たち(3W、4U、6I、8I、PW、SW、PT)の登板となった。

なんか出たよ。脳内で。どわーっと
そして当日、緊張よりワクワクが上回ったのか、どういうわけかショットが飛ぶ。のきなみ普段より飛ぶ。ひゃーこれがアドレナリンってやつの仕業かー!ってちょっと嬉しかったけど、おかげで届かないはずのショットがグリーンの端っこに乗っちゃったり、難しいアプローチが待ち構えてる場所にいっちゃったり。曲芸師としては難しそうなライほど「おもしれえ!受けて立つぜ」って嬉々とする場面なのに、初めて「うーやだ。絶対寄らないこんなの」ってネガティブ星人になりました。そんな負のイメージを消すには、結果を怖れず、やるべきこと、できることをするしかない。いつも練習してることをやるだけ。そうか、練習ってそのためにするんだな。やっとわかった。

とはいえ、結果的には11オーバーと撃沈。パーが3つあるのにダボトリの嵐。「スコアを出そうと思って出す」ことは叶わず、ミスを悔やんで悔やんで悔やんでるけど、そんな残念な気持ちを吹き飛ばすぐらい楽しかったし、次に繋がるヒントがたくさんあった。なによりツアーで闘うプロフェッショナルたちを同じコースの端っこで見られたことに感謝。そしてあらゆる面でトーナメントを支えるボランティアスタッフに最敬礼。

「ゴルフの楽しみかた」はいろいろだなー(競技向いてるかも?)
先人の云う通り、きっと今回の『MMT9』は自分のゴルフのターニングポイントになる。そう思って臨んだ試合後1発目のラウンド。おかげで1打の重みを知りましたとまでは言えないけど、狙う場所はちゃんと考えるようになったし、クラブ選択にも変化があった。きっかけはティーグラウンドが凍ってたこと。ティーを刺すのが面倒で、3Wで打ってたら同伴の上級者が直ドラを勧める。やってみたら上手くいったのでフェアウェイでも直ドラを多用。ティーショットは3Wなのに2打目ドライバーってホールまであった。今までそんな発想はなかった。1打目はドライバー、2打目は3Wに決まってた。でもこれからはアイアンでティーショットもあるし、左がダメなときは直ドラも選ぶ。そういう工夫がすごく楽しい。本数制限のある試合を経験して、ゴルフに柔軟性、自由度が増すことになるとは。全然「つまんないゴルフ」じゃないな。ますますゴルフが面白い。

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